12.11.08

bio/日本語

Frank Mullerをマスターマインドとし表現の自由の場所としてエレクトロニック・ミュージックを基盤としたそれぞれ5つのレーベルを成功に導く。(※90年代初頭より設立したレーベル(以下順同)ACID ORANGE, TANJOBI RECORDS,MULLER RECORDS,LIFE TIME,BEROSHIMA MUSIC)現在本人を含める第一線で活躍する多くのアーティストを発掘し育ててきた。音楽へ傾ける純粋な職人精神は今も昔も色あせない。それがうかがえる結果として携わってきた作品の数は300を数え、テクノフロアを沸かせる数々のヒットトラックを生み出してきた。Frank Mullerが92年に始めたセルフプロジェクト”Beroshima”は彼の最初の自身のレーベル"Acid Orange"とともに始まる。当時完全にアンダーグラウンドな音楽であった"Acid Orange"や"Beroshima"のスタイルはエクスペリメンタルな音楽の分野に挑戦し、次第に無秩序な音(Chaotic Tunes)として、世界的に広まっていく。それらはFrank Mullerの2つ目のレーベル"tanjobi records"から出された最初の自身のアルバム"the lost freakquencies"からも聞くことができる。この二つのレーベルはアシッド、ディープミニマル、ミニマルハウスのDJ達から多く支持された。現在でもコレクターズアイテムとして異常人気を誇り、通常のレコードの20倍の値段で売られている等、レーベルサイドにも再販のリクエストがやまない。

★MULLER RECORDS


Muller Recordsは1996年に生まれ、とがったベルリンのクラブサウンドとして始まり、ベルリンのテクノシーンの中で成功したひとつのレーベルとなった。彼の経歴は1992年にacid orangeの音作りに専念するために壁が崩壊した直後、ベルリンに移った時から封は切られた。有能なテクノ・プロデューサーが“本当の自由の意味において活動できる場所“としてのMuller Records創設に専念する。後にこのMuller Recordsの誕生が彼のアイコンとも言うべきユニークかつオリジナリティあふれる作風・名を歴史に刻むダンストラックをフロアに届ける始まりとなる。最初のリリースである"electronic discussion" と "deebeephunky"は斬新な作品として受け入れられ本人の予期せぬところからMuller Recordsのクラブヒットの始まりとなる。その頃より、他のアーティストや友人がremixerやプロジェクトを共有する仲間として参加するようになった。同時にDJとして、またBeroshimaでのライブなどでドイツはもとより、日本-南米と世界中の場所で認知され、オファーが増え続けるのは自然の成り行きとなった。そして世界的な音楽のネットワークを確立することに成功する。

★The sound of Beroshima

Beroshimaのサウンドは変化に富み、以来日本を代表するテクノDJ石野卓球やClaude Young、DJ Rok,ローラン・ガルニエ等多くのミュージシャンが彼のプロジェクトを支持している。上記の仲間達をはじめとし、実験的なセッションを多く重ねてきた。またある一年は、レーベル運営に手腕をふるい、よりMuller Recordsの不動の地位を固めるべく、その期間は自身の作品をリリースすることなくスタジオワークに時間を注ぐ事となる。----2001/"the Pornography Of Performance"(P.O.P)を発表。これまでの成果が凝縮された傑作となり、中国や他の東南アジア諸国、ラテン・アメリカなどダンス・カルチャーがまだあまり知られていない国々へドアを開けることとなった。----2002/5つ目の新しいレーベルBEROSHIMA MUSICを始め、自分のプロダクションスタイルに磨きを掛けるべくBeroshimaスタイルにフォーカスしはじめる。Mullerからのクラシック・トラックを収録した”best of-collection”を皮切りにその後にリリースした"fuck your body"や"dance the machine"は、Andrew Weatherall,Slam,DJ Hell達のピークタイムにかけられるなど世界的に反響を呼んだ。----2003/ Frank Muller名義で日本においてのパーティを定期的に行い、中国、ロシア、韓国などさらに新たな大陸へのフットステップを決める。

----2004/春に日本を先駆け石野卓球率いるレーベル
Platikから"the catastrophe ballet "を発売。夏にかけてヨーロッパ、マレーシア、南米の発売に合わせツアーを敢行しオファーに答えるべく3大陸を飛び続けた。

----2005/ wire05(*WIRE:SONY MUSIC主催 日本最大の屋内テクノフェスティバルを指します。)セカンドフロアのトップバーナーとして出演。安定した貫禄のパフォーマンスを披露した。それを皮切りに、オーストラリア、上海、香港、日本各地はもとより、シカゴ、ニューヨーク、リオデジャネイロ、サンパウロ、ブエノスアイレス、チリまでと例年より更に範囲が広がった形でのロングツアーを成功させた。

----2006/以前より暖め続けたムラーレコーズのショーケース的役割を果たすレギュラーパーティを第1回ベルリンにて立ち上げる。発案者としてコンセプトを明確に打ち出すパーティを精力的に行い出演の場を重ねている。









”CORAZON ep”(Muller 2060)
side A1. CORAZON (part 1&2 ) 9.05
side B1. CORAZON(franks heartstroke mix) 6.22
B2 HORIZON

テクノ界の重鎮でありcocoonのボスであるSven VathにDJセットの最後をしめるトラックとして2月から現在までプレイされているほか、,Kompaktを代表するMichael Mayer,Takkyu Ishino,Funk D’void,Guy Gerber,DJ mogwai,DJ Karotte等世界のフェスティバルを渡り歩くトップDJ達により、それぞれユニークなセットにおいてプレイされている。またレーベル側にフィードバックされたDJチャートの数は200に及んだ。
Side B2に挿入されたHORIZONがSVEN VATH率いるcocoonによりライセンスされ、6月初頭に発売された。





HORIZON EP


A1: horizon


B1: horizon / Pig & Dan remix


c+p by cocoon recordings

発売前のプロモーション段階からスペインのラジオ局にてチャートインし、音楽雑誌にはこぞってTHE FIRST OFFICIAL SUMMER OPEN AIR BOMB 2007と形容され、世界最高峰マーケットであるイギリスのダンスマガジン誌には”this is the absolutely anthem rock IBIZA this summer” と評価された。
Beat port interviewにおいてはJohn DigweedのNo.1レコメンドをうける。
また世界中のレコードショップから、techno/tech house/minimal house/progressive house/tribal/electronica/minimal/hypnotic/deep house等ジャンルがさまざまな種類にカテゴライズされた面白い結果も反響の一つとして現れた。
-2008-




HORIZON
(FUNK D’VOID REMIX) (SOMA 237)
www.myspace.com/beroshima 全曲視聴可能

1. Horizon (Funk D’Void’s Hope Remix)
2. Horizon (Frank Muller’s Deep Mix)
3. Horizon (Corazon Mix)


(本文オフィシャルプレスリリースより抜粋。)
94年よりテクノとハウスをクロスオーバさせた秀作をリリースし続け、テックハウスと言う新しいジャンルができた時代には、すでに上層部でシーンの流れを汲み取っていたmuller recordsのチーフ、Frank Muller a.k.a Beroshima。”Horizon”という形で彼のレーベルがSomaからデビューすることをここに自信をもってお届けする。

オリジナルのHorizonは2007年にcocoonよりPig&Danのミニマルリミックスをカップリングにしリリースされ、以降Valentino Kanzyani, Lucca, Francois K,John Digweed,Danny Howells,Dj Hell,Miss,kittin等世界のスーパースターDJ達に絶賛されている他日本では石野卓球、井上 薫(chari chari)、Toby等幅広い層に支持されている。
リミキサーのFunk D’Voidも奇遇なことにFrankとの共通点を多く持ち合わせ、90年代中盤よりテクノ-ハウスの草分け的存在として名乗りを上げる。Funkにより製作されたHope remixはオリジナルより、よりダイナミックなキックが刻まれ、彼独特のベース使いにより、トラック全体のドライブ感が、自信をもって製作されたものとして受け取ることができる。
Frank Mullerのセルフミックス”Deep Mix”は、より感情的に、ソウルフルかつ繊細な、ディープハウスの中でもよりディープ層の仕上がりとなっている。このmixからはタイトルも自然に想像することができる作品となった。
この12インチの締めとなるCorazon Mixは、2007年自身のレーベルmullerよりリリースされたCorazon EPに挿入されたオリジナルのHorizonからインスパイアされた内容をもう一度ブレンドする製作を試みた作品である。このトラックでいかにオリジナルのCorazon EPが秀作であり、重厚なハーモニーを引き出すことに成功したことをお見せできるだろう。



-NEW ARRIVAL-


Release date June.2008
A1: original house mix 5:10
A2: America mix 6:23
B1:Cosmonaut mix 9:59

Release from July
The remixes

6月から10月まで4ヶ月連続リリース予定。年末にはアルバムリリースも予定している。

レーベルワークを軸にし、発掘人と形容するにふさわしく多種多様なサウンドを作り、追求し、長い時間をかけて紡いできた。常に真摯な姿勢で音楽活動を続けてきた彼のスタイルは2つとない個性的なアイコンとして認知される。恒例となってきたワールドツアー開催も、以前にも増して安定感を帯びより多くのクラバーを動員し圧巻のツアーを成功させる。アーティストとして、妥協をしない、常に探求を続ける彼の活動範囲はベルリンを拠点にヨーロッパ全土、アジア諸国、オセアニア、北米・南米・・と地球を一望できる広さになっている。

★WE LOVE NEON party series 

(2006年発足。発足当時はMariaにて開催。現在はTresor。)
記念すべき1回目には石野卓球、Christpher Just,等をはじめ彼ならではのセンスとコネクションを生かした強力ラインナップで構成され、大注目のビッグイヴェントとなり1200人をこえるクラバーを集めた。その後はTechnasia,Joris Voorn,Legowelt等世界のクラブを賑わす流行りの知名度だけでない、腕のあるミュージシャンのみを集めたパーティを開催し続ける。ドイツでワールドカップが行われた際には2000人の来場を上回り、シティパレードにも参加するようになる。都市展開もベルリン、パリ、ニース、フランクフルトとより視野を広げた形で開催され、今年よりリニューアルオープンしたTresorに場所を移しての初回はFunk D’voidを招致し、現在は3ヶ月毎に開催している。

今でこそ多くのレーベルが本拠地ベルリンに存在するものの、数えるほどしかなかった90年代初期から今現在に至るまでシーンに根付く息の長い数少ないレーベルの一つであることは、毎回のパーティに1,200人以上の動員をほこるレーベルへの評価の一つと言ってもよいだろう。時を経ても変わらない、純粋に躍らせる音楽を打ち出すプラットフォームとして、強かに存在し続けている。